個人的にはやっと来たかという感じ。Office サポート:統合された取得と変換 です。
今月5月のアップデートで更新された機能なんですが、これまでの[外部データの取り込み]グループが[データの取得と変換]に置き換わりました。
Office 365 サブスクリプション製品のアップデートについては、Office TechCenter:Office 365 クライアント更新プログラムのチャネル リリース を参照してもらえばよいのだけど、既定の設定であれば現時点での呼称 最新機能提供チャネル に対し展開が始まっているというもの。なので、年内かけてすべての環境で機能が更新されていく感じでしょうね。
クエリ エディターが既定
データソースに接続する豊富なコネクター、加工変換をプレビューしながら行える クエリ エディター、データへの操作は[適用するステップ]として記録され、まぁ便利でよいのですね。データをマージしたりすることが簡単ですし、ワークシート上での操作が格段に減りますからね、リボンUIやダイアログの操作だけでも大半のことができるのだけど、慣れてくれば Power Query を記述したりしていろいろ捗るわけで、Power BI Desktop と共通な機能なのでそれも評価できるのです。Power Query は SSDTでも使えたりとなってくるので重要な言語になってくるのかな。
で、これまでのインポートウィザードとかはどうなるのか。非表示になってますので引き続き使用する場合には設定が必要になります。
Excel のオプション → データ で再表示するウィザードをチェック |
従来のウィザード として復活 |
ながらく使われていたウィザードなので、多くのユーザーが戸惑うなぁと想像するのは容易なのだけど。便利だからクエリ エディターを使おうよ。
ひとまず、おススメ機能
コピペは以前から可能だったのでちょっと保存するときにテキストエディターを使うことはあったのだけど、作成したクエリを Office データベース接続ファイル(*.odc)として保存できるようになります。ファイルとして保存できるから、再利用だけじゃなく共有したりすることが簡単にできるようになった。odc ファイルに Power Query を保存するスタイルなので、データ取得に必要なアカウント情報、またデータ本体は含まれない。データソースからデータ取得の手段と加工や変換した手順を再利用や共有できるということ。似た機能だけど、Power BI Proユーザーは[データカタログ]が使える。ベースになるものは Azure Data Catalog なんですね。こちらは取得済みデータも含めることができるなど。